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タロットから学ぶ(皇帝の逆位置)

タロットから学ぶシリーズ、第2回。

『 皇帝 』の逆位置『 皇帝 』のカードが逆さまになっている状態です。

 

本来の皇帝(正位置)の意味は、社会的成功、権力、リーダーシップ、勝利、頂点、責任感など。

 

逆位置になると、失脚、弱気、無責任、自分勝手などの意味に変わります。

しかし、逆位置でも皇帝は皇帝です。

なぜこうなってしまったか? 理由があるのです。

 

例えば、成功を治めて頂点を取ると、自分が一番になります。

自分はこうやって成功してきた。
自分のやり方が一番。
誰の助言もいらない。
みんなは自分の言う通りにしていればいい。

こんな気持ちでいると、周りに耳を傾けなくなり、良い意見も上がってこなくなる。

そうなると、自分が誤った方向へ行っていることに気付けなくなり、最終的には失脚する事になる訳です。

 

初心忘れるべからず。

成功の裏には、部下の活躍、妻の支え、国民の支援、老人の助言など、たくさんの支えがあった事を忘れてはいけない。

自分のやり方に固執しないように。

欠点、問題点など、耳が痛い話から逃げない。

自分も知っている情報だったと、助言してくれた事への感謝を忘れてはいけない。

 

感謝の気持ちを忘れずに、つねに色々なことを受け入れる姿勢を持っておく。

そして、「 現状維持は衰退 」という言葉がある様に、同じやり方にとらわれず、もっと良い方法を模索する事を忘れないように。

 

そうすれば、皇帝の逆位置になることなく、正位置の皇帝として継続していくことが出来るでしょう。

 

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