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占い師になるには

占い師になるには

占い師になろう! と思っても、どうやって占い師になればいい?

そんな疑問を持っている人が多いと思います。

『 占い師 』という明確な資格はありません。

ですから、占い(手相、タロット、易、四柱推命)などの勉強をしなくても、「 今日から霊能力の占い師だ!」と言ってしまえば誰も文句が言えません。(おすすめしませんが)

基本的には、占いの勉強をして何種類かの占いを習得してから働くのが一般的です。

サラリーマンの様に、給料をもらいながら仕事を覚えていくという方法は、ほぼない。と考えて下さい。

占い師は、ほとんどが個人事業主ですので、交通費も基本自腹です。(占い店に所属しても社員ではない)


占いの勉強方法

占いの勉強をするには、
独学(本を読んだり、通信教育)』
学校に通う(僕は恵比寿のアカデメイアで)』
占い師の弟子になる 』

それぞれ一長一短があります。

独学
自分の空いた時間を有効に使って自分のペースで勉強が出来る。

反面、自分との闘いです。さらに占いの本では占いのコツ等はつかみずらい。

学校
プロの占い師さんが講師となって教えてくれる。

その反面、費用と時間が掛かる。僕は働きながら学校へ通っていましたが、休日出勤などがあると学校へ行けない日があったり苦労しました。(休みを勉強にあてると休んだ気はしないし)

占い師の弟子
とても理想的な勉強方法です。○○先生の弟子ですと名乗れる。

しかしプロの占い師は忙しいので弟子に占いを教える暇はありませんから、手取り足取り教えてはくれない(自分で勉強していく必要あり)、授業料の対価(下働き、授業料)を払う必要もあります。そして占い師は弟子を取るメリットが少ないですから、募集数が圧倒的に少ない(ここは狭き門)


勉強だけでは
占い師になれない

占いの知識が頭に入ったら、それを使いこなす練習が必要。

勉強した事が、実際に使えるのか占い鑑定を積み重ねる。

自分で自分を占うのはもちろん、友人や知人を占ったりして修行する。

プロは、全く知らない人の事を占うわけですから、知っている人を占うより、あまり知らない人(知人の知人など)を占うと修行になります。

芸能人や著名人を占うのもあり(ネット上に生年月日もあるし、その人の歴史も占いと照らし合わしが出来ます)。

修行中は無料で鑑定させて頂くのが良いでしょう。


占い師の働き方

占いに対して自信が付いたら、プロとして鑑定を始めます。
(鑑定人数、鑑定実績は、お金をもらえるようになってからカウントしましょう)

占い師は、占いの収入(鑑定料、出版、講演など)だけで生活している人。
占いの収入とアルバイトなど副収入(占いとは関係ない)で生活している人(セミプロ)に別れます。

セミプロの占い師さんは多いと思います。占い師として劣っている訳ではなく、占い師の収入だけで生活していくのは大変だという事です。

本名でやっていくか? 占い師名(芸名の様な)を使うか決めておく。
せっかくなら姓名判断で良い画数でデビューしたいですね。

 

どうやって働くか?

占い店に所属(皆さんがご存知の占いの館など)
電話、メール、チャット(所属するのが多い)
路上鑑定(店舗の閉店後に店舗前を借りる)
イベントに参加(占いフェア、フリマなど)
出張鑑定(紹介をもらい喫茶店などで鑑定)
自分で出店開業(小さな場所、部屋を借りる)
カフェ内で占いをする(場所代を払います)
自宅で占い鑑定をする(対面でもリモートでも)

それぞれ一長一短があります。

占い店に所属
基本的に立地は良いし認知度も高く、さらに宣伝もしてくれているので、初めからお客様が来てくれます。経営者や先輩からのアドバイスももらえる。

ただし鑑定料の40%~50%が自分の収入で、交通費はほぼ自腹。集客力が少ないお店だと利益が少ない。占い師同士がお客の取り合いでモメる事も? 毎週○曜日という形で配属されます。

電話、メール、チャット
占い店と同じく宣伝をしてもらえるので仕事は比較的あるでしょう。交通費がかからないのも良い。対面が苦手な人でも占いがしやすい。

ただし鑑定料の20%~40%が自分の収入。深夜の仕事が多いので昼夜逆転しやすい。

路上鑑定
場所が安く済めば(運が良ければタダ)経費は交通費程度です。鑑定料は全て収入になる。自分のペースで仕事もできる。

ただし、外気にさらされるので夏暑く、冬は死にそうなくらい寒い。タロットカードは風で飛ばされるので出来ません。夜は酔っ払いにからまれる事も。

イベントに参加
自分の宣伝にもなるし、経験を積むには持って来い。お客様も楽しみながら占いに参加している方が多い。

ただし、不定期開催なので安定収入には向かない。1件当たりの鑑定料は低めに設定されている。イベントによっては休む暇がない時も(うれしい悲鳴ですが)

出張鑑定
お客様から依頼が来て出向きます。1件当たりの鑑定料は高め。場所としては上品なカフェやホテルのロビーなど。企業様のイベントとして出張依頼もあります。

ただし、個室を用意するのが難しいので、プライバシーに関わる鑑定はしづらい。自作のホームぺージや知人の紹介での宣伝となるので、集客が難しい。

自分で出店開業
思い通りに出来る(鑑定料、定休日、営業時間など)。他の商売と違って小さなスペースで出来る(家賃が抑えられる)。テーブルと椅子があればなんとかなる。

ただし、すべて自分でやらなければならない(内装、宣伝、商店街との関わりなど)。収入が家賃や経費を下回ると赤字となってしまう。

カフェ内で占い(カフェと契約)
カフェとの利害関係が一致する(カフェは他店との差別化ができ、占い師は自然とお客様が入ってくる環境で出来る)。室内なので快適。いま流行りの占いカフェの完成。

ただし、自分でカフェへ営業活動しに行かなければならないし、チェーン店ではまず無理。集客が少ないお店が手を上げてくれるでしょうから始めの内は口コミが広がりにくい。

自宅で占い鑑定
経費が掛からず、快適な環境で占いが出来る。通勤時間0分。交通費も0円。すべて自分の思うがまま。

ただし、マンションやアパートなどは契約で事業(商売)として使ってはいけないのがほとんど。交通アクセスが良くない事が多い(駅前などなら良いが)。占い師のプライバシーがなくなる。

 

僕が思いつく事は、こんな感じです。

働き方にベストはありません。これらを組み合わせて働いている人が多いと思います。自分の環境、状況に合わせて選択をすれば良い。

占い店に所属している人も、毎週〇曜日と〇曜日、という形になりますから、別の曜日も働く必要があります。その為、系列店や他の占い店にも所属したり、空いた日はアルバイトをしたりという事になります。
占い店によっては、他店との掛け持ち禁止や、自分の占い師名を使えずそのお店でのみ使える占い師名を使用(辞めたときに名前を名乗れなくなる)する所もあり。

占い店に所属すれば、他の占い師さんと交流を持てますし、先輩からアドバイスをもらえるのは、かなりの強みだと思います。


占い師の仕事って

占い師は、物を売らないサービス業です。

人と話しをする仕事ですから、ある程度の対話力、接客力は必要でしょう。

占いの結果をただ説明するだけではなく、お客様を応援する気持ちで関わって行きたいものです。

手相の先生から言われた言葉「占いでテレビに出たりして大儲けした時には、自分の為だけにお金を使うのではなく、世の中の為にも使いなさい。占い師と坊さんは、お金に走れば死んだとき悪霊に魂を持っていかれる」
と教えて頂きました。信じる信じないは別として、とても良い教訓だと思っています。

占いは、人のためという事を忘れずにいたいです。

そして、占いの勉強に終わりがありません。
自分の実力に満足する事なく、占いを勉強し探求していく心も大事です。


占い師として活躍しなくても

占いの技術を習得すれば、あらゆる場面で力を発揮します。

接客業の方であれば、お客様へサービスで占いをやってあげる事で喜んでもらえたり、居酒屋で友人の手相を見て上げると盛り上がります。

男性が手相を覚えたら、キャバクラ等で大モテ間違いなし(^^)

自分が迷った時にも、占いの観点から見てみる事もできる。

趣味で占いを勉強する事もオススメです。


まとめ

占い師って時給良さそうだな! って思われるかも知れませんが、鑑定料が時給になる訳ではありませんので、印象より稼げる仕事ではありません。

占いの勉強については、お金を払って習得するのが一般的でしょう。

勉強するだけではなく、使いこなすために実践練習が大事です。

プロとしてお金をもらう前に、友人の紹介などで無料鑑定をして修行する人がほとんどだと思います。

今までは、占い店での対面鑑定が一般的でした。
最近は、電話、メール、チャット(LINE)など、もかなり増えており、占い師への道も様々ですし、働き方も多様化しています。

自分に合った占い師への道、自分に合った働き方が出来ます。

今後、AIが進化していく事で、働き方が変わり、人手が必要なくなる業種が出てくると言われています。
しかし、占いの様な人の気持ちに寄り添う仕事は、AIが苦手な分野であり、占いの仕事が脅かされる事はないと考えています。

占い師ではなくても、占いの知識があれば色々な場面で活かすことも可能です。

 

ここに書いてある事が全てではないと思いますが、占い師を目指す人の参考になればと思い、ブログにまとめました。

 

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