タロット占いを勉強し、実際に友人の相談を受けて占っていた頃、
とても当たっている時と、全く的外れな答えが出る時、二つに別れる事があった。
なぜ当たる時、当たらない時が出てくるのだろうか?
僕の先生から言われていたことは、自分のルーティーンを崩さない事。
すなわち、シャッフルの仕方、カードの切り方、カードの配り方など、自分の流れを崩さない事です。
確かに始めの頃は、ぎこちなくてすんなり配るまで行かないこともありました。
しかし、何か違う要因があると思っていました。
ある時、全く調子が良くない時期があり、初心に戻ろうと冷静にひとつづつ丁寧にやってみた。
するとピタッとうまくハマった。
何が違ったのか?
それはシャッフルの時間です。
それから、シャッフルを丁寧に時間をかけるようになった。
以前よりだいぶ良くなったが、まだ何かが足りない。
ある日、友人を占っていた時に、軽く占うつもりでやったことがあり、
その時の感じがとても入った感覚があり、カードを並べ読み解いていくと、
とてもシックリ来たのです。
ここにヒントがあると思いました。
シャッフルに時間をかける。さらに、あまり意識を込めずにシャッフルする。
これを実践していくと、とても良い占いが出来るようになった。
さらに練習を繰り返すうちに、シャッフルの時に『 無 』になる時が必要だとわかった。
相手と会話をしてシャッフルをしても、一度『 無 』を挟まなければならない。
それからは、シャッフル中に『 無 』の時間を組み入れるようにした。
すると、不思議と的中率もアップし、自分の中でもシックリくるようになった。
それからは、短時間でも『 無 』に入れるようになったので、
すんなりと占えるようになりました。
しかし、相談者が話をしていたりすると、なかなか『 無 』に入れない事があります。
そういう時も『 無 』に入れるまでいつまででもシャッフルを続けます。
相談者の話が止まりそうも無い時は、話を耳に入れず『 無 』になれるようになりました。
ただ、『 無 』の状態の時は、相手の話も全てシャットアウトしてしますので、
シャッフルが終わってから、もう一度話の内容を聞くようにしています。
シャッフルの時はお客様の相談内容も全て忘れます。
最後に、相談内容を頭に思い浮かべながらカットする。
シャッフル中に一瞬でもいいので『 無 』を入れる。
これが僕の大事なルーティーンです。
もし的中率が安定しないと感じている方は、
シャッフル時の『 無 』を取り入れてみてください。