今は、禁煙するのに病院で保険を使って治療する時代になりました。
たばこを吸わない人間からすると、「 なんで禁煙するために、健康保険が適用されるの?」と言いたくなりますが、たばこを吸っている人は、『 ニコチン依存症 』 という病気だと認識すると良いでしょう。
ウィキペディアで、ニコチン依存症を検索すると、『 自らの意思で禁煙をすることが困難になった精神疾患を指す 』と書いてあります。
さらに、ニコチンの依存性の高さについても説明されていました。
これのブログを読んでいる人の周りにも、何度も禁煙を試みて失敗している人がいるかもしれません。
喫煙していない人から見ると、「 辞めればいいじゃん 」と思うかもしれませんが、辞めれないのです。
実は僕も、学生の頃に喫煙をしていました。
自宅でたばこを吸いすぎて、頭が回ってどうにもならない事も経験しました。
しかし、今は吸っていません。
吸わないと決めてから、絶対に吸わないと決意したからです。
そしてその頃は、周りにたばこを吸う人も少なかったので、たばこの誘惑も少なく、確実に辞める事が出来ました。
たぶん、禁煙に失敗している人の多くは、周りに喫煙する人がいるというのは大きいと思います。
失敗している人の多くは、お酒の席で友人からたばこを差し出され、一本だけだ、と吸ってしまう人。
一本吸ったら終わりなのです。
僕は役者を目指していた頃があり、演技の中でたばこを吸うシーンがありました。
数本吸っただけなのに、それから一週間ずっとタバコが吸いたいと思ってしまって、10年以上も前の事なのに、体が覚えているのにはビックリしました。
その一週間で、もし一本吸ったら今までの10年が無駄になると、自分に言い聞かせていました。
もしかすると、依存症って一生ついてくるのかもしれません。
それでも禁煙を成功させる人は、辞めなければいけない強い理由がある。
もしくは、とても固い意志を持っている人だけなのではないかと思います。
禁煙に成功した人の例として、
子供が生まれるから、子供の為に辞める。
自分が重い病気と診断され、辞める決意をする。
親友が禁煙に成功したのを知って、自分にも出来ると決意をする。
(いつもいる仲間が吸わないのは大きな要因の一つだと思います)
禁煙に失敗する人は、
明日から禁煙する。という人。
念のためといって、タバコとライターを保管している人。
一本だけなら吸っても大丈夫だと思っている人。
禁煙トライ中にお酒の席でタバコを吸う仲間がいる人。
ニコチン依存症は、精神疾患でもあるそうなので、心の問題と環境の問題があるのかもしれませんね。
最近分かったこと。それは、『 たばこ臭い 』 という言葉。
特に、女性や子供からよく言われる言葉だと思います。
僕は、周りにたばこを吸う人がいたり、パチンコ屋に行っていたので、たばこ臭いって言ってもそこまで、不快に思ったことは無かった。
しかし、今の環境で、たばこを吸う人がほとんどいない。パチンコ、スロットも全くやらなくなった。
『 たばこ臭い 』 の意味がよくわかるようになりました。 本当に臭いんだと。
たばこは辞めなければならない物ではありませんが、本当に辞めたいと思っている人は、禁煙外来を活用してみてはどうでしょう?