この歳になって恥ずかしい話ではあるのですが、自分から人に声を掛けるのが苦手です。

僕の周りの人からすれば、
「そんなわけないじゃん!」
と突っ込まれそうです。

しかし、今日もこんな事がありました。

AEONの駐車場の定期を買って、そこに車を停めています。

ですので、AEONの店内を歩いて駅へ向かいます。

店内で、視覚障害の男性が白杖で床をトントン。

何か探している様に見えました。

すぐに声を掛ければいいのですが、ここに僕の弱さが出てきます。

(声を掛けても、大丈夫ですと言われるのではないか?)
(そんなに困ってないかもしれない)
(僕が声を掛けたら、方向がわからなくなるかも)
(人に声を掛けられるのが苦手な人かも)
(自分が電車に乗り遅れるかも)

これらはたぶん、声を掛けない理由探し。
その場をやり過ごす為の言い訳。

もう一人の自分が弱い自分に気付く。
(逃げてはダメだ!)

杖の男性の横を通り過ぎてたけど、

振り返り、小さな勇気を出して、

「何かお困りですか?」

と声を掛けた。

すると男性は
「この辺に階段がありませんか?」
見回すと、10m先に階段がありました。

東風
「この先の左にある階段ですね」
男性
「はいそうです」
東風
「じゃあ一緒に行きましょう」
男性
「ありがとうございます。捕まらせて下さい」

と言って、僕の袖口を軽く掴みました。

杖があるから、大丈夫な訳ではない。

周りの状況が見えない不安が、その手から伝わって来たような気がしました。

階段に杖が当たる所まで案内して別れました。

駅まで歩いているとき、
(声を掛けて良かった!)
と、しみじみ思いました。

小さな事ではありますが、小さな勇気を出せて良かったと思います。

周りの人から見ると、簡単にやっている様に思われがちです。

僕も不安はいっぱいあります。

弱い自分を知っているから、自分の尻を叩く事も出来るのだと思いました。